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人権講話 2 校長先生のブログにて
〜YouTuber校長日記より〜
MICAさん登場! ~千原台高校人権講演会~
どうも。南弘一です。千原台高校の校長をしています。とともに、地元熊本でサッカー解説の仕事もしています。
昨日(11月10日)、千原台高校では「人権講演会」が行われました。
今年の講演会の講師を務めていただいたのは、熊本を中心に活動されているシンガーソングライターのMICAさんです。
シンガーソングライターというお仕事で活躍されているMICAさんですから、人前に立ち、多くの人たちの視線を浴びてお仕事をされています。
そんなMICAさんの右腕には、生まれつきの大きな「あざ」があります。
その「あざ」をとおして、彼女が感じてきた「人権」についてお話をしていただきました。
MICAさんの代表曲の一つに「叶う」という曲があります。この曲は、ロアッソ熊本のサポーターにとっては、「応戦ソング」の一つとして親しまれており、先日の「J2参入プレーオフ2回戦」の試合前には、スタグル広場で「ミニコンサート」をされて、「叶う」を熱唱されました。
そんなご縁もあり、私もこの「人権講演会」をとても楽しみにしていました。
校長室でしばらく「雑談」をさせていただき、
「準備が出来ました。」
という連絡が入ったので、会場の体育館アリーナへとご案内するのですが、その移動中も、MICAさんからは、
「緊張するー。」
という言葉が連発。
「いつも、多くの観客の前に立たれているので大丈夫ですよ。うちの生徒は600人程度ですから。」
「いえいえ。『人権講演会』というのは、初めてなんですよー。」
とかなり緊張の面持ちです。
今回は、司会進行にも元MICAさんのマネージャーであり、現在は「イベントの進行」などのお仕事をされているサオリンこと木村沙織さんにお越しいただき、「プロの進行」で進めていただきました。
「人権講演会」ということで、生徒たちはみんな硬い表情で座っています。
そんな生徒たちが、MICAさんとサオリンによるオープニングトークにより、一気にMICAさんの世界に引き込まれていきました。
途中には、3曲、ご自分でつくられた歌も歌っていただき、生徒たちの心に刺さるたくさんのエピソードや言葉がありました。
最後に話された、
「人には、『何かを手に入れたい』という生き方と『何か与えたい』と生き方があります。
『手に入れる』は英語で『get』。『手に入れるために…』ということでその前に『for』をつけると『forget』。これは『忘れる』という意味で、みんなに忘れられる生き方になってしまう。
『与える』の英語は『give』。その前に『for』をつけると『forgive』。これは『許す』という意味になります。
まわりの人たちにプラスの言葉をたくさん『give』して、お互いが『forgive』の社会になれば、幸せだと思いませんか。」
というお話が私の心に刺さりました。
講演後の控室にしていた校長室に、一人の女子生徒が訪ねて来て、
「MICAさんの言葉が心に刺さりました。直接、お礼を言いたくて…」
と語ってくれました。
彼女にとっては、きっとこれからの人生を明るくしていく講演会になったのだと感じ、本当に嬉しかったです。
講演後に、校長室で「YouTubeインタビュー」を撮影し、公開しています。
こちも観てもらえると嬉しいです。